豚足の味

 ∪ちゃんが、冷凍豚足を圧力鍋で醤油と砂糖・酒と八角で煮て食べさせてくれた。これは・・・ものすごくこってりと脂っこい味。皮の下のゼラチン質のとろとろなこと!骨の形がまさに足の爪そのままに・・・。見るだに怖いーー。美味しいけれど、どうも好きになれない味。chosu-pampaが、骨から肉を囓り取り、軟骨もこりこりと平らげた。そして「あまりうまくないな。」彼は、必ず何でも最後まで食べてから、「まずい」という御仁なのだった。
 ∪ちゃんは、「本当は鶏の足の方がずっと好き。豚足より美味しいよ」と言う。日本には、なかなか売っていない。
 昨日帰りに立ち寄った精肉店でchosu-manmaと∪ちゃんは、「この御店では鶏の足を取り寄せられるか。」と尋ねてみた。すると10kg一箱からできる。100g28円とのこと。個人で10kgを買うのは無理。残念だ。中国人がこれほど多く日本に暮らしているのだから、中国人の欲しい物を売れば絶対に儲かる。とくに鶏の足を100gから売れば、大儲け出来るだろうに。「もみじ」と呼ぶそうだ。∪ちゃんは、輸入食材の店で買って、いつかchosu-manmaにも、もみじを煮て上げると言った。どんな味かな?∪ちゃんは、犬もうさぎもうまいと言う。

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chosu-pampaが張り切って、部屋の家具の配置を替えた。不要物をどんどん減らしてすっきり広く暮らしたいぬああ。
 30年以上前の、彼の青春のステレオコンポーネントセット&巨大スピーカー・・・重厚で長大な真っ黒黒介。こんな小さな部屋では・・・上下も左右も防音工事がされていないわが小人用マンションだぜ、どんな名曲であろうと大音量では絶対に聴くことができない・・・・ヘッドホンで聴くなら音響もへったくれもなかろうに・・・彼の青春のレコードを聴くために捨てられないと頑張っている。しかし、10年以上デカスピーカーでは聞いていない・・・・。接続しようとしなかったくせに、chosu-pampaときたら、捨てる、売ると言うたびにジェリコの闘いをする。

 今夜は、片付けの途中。瓦礫の山の麓で眠る。