chosu-pampaと病院へ

 chosu-pampaが休日を利用して、頭痛と慢性疲労の原因を調べたいと病院へ行くのに付き添う。チラシ配布の日だが、明日までに配ればいいので。
脳神経外科の女医さんに診てもらい、後日検査することに。
 予想外に早く診察が終わり、駅まで無料のバスに乗って駅ビルでウインドウショッピング。アフタヌーンティーでお洒落な小物を見ていたら、小さい屏風状につながっている三枚の写真が飾れる銀色の写真立てがあった。以前、∪屋とS店で買った。もうひとつ探していたらこんなところに売っていた。
 ひとつにはchosu-pampaの祖母・恩師・友人の遺影を、もう一つには、chosu-manmaの恩師の妻・父方の伯父・伯母の遺影を入れて、大きな父の遺影の前に置いてある。皆いつも、穏やかに微笑んでいる。新しく買ったものには、chosu-manmaの母方の叔父ふたりの遺影を入れたい・・・。けれど、次に誰が入るのか、と思うとなんだか怖い。
chosu-manmaは、二年前父が亡くなって以来、毎朝浄土真宗のお勤めをしている。「帰命無量寿如来・・・」を読んでいる。灯明を点し、線香を立て、お水とお花を供えている。そのとき、これらの人々の小さい遺影にもお経を読んで聞かせている。中にはキリスト教の人や無宗教真宗を嫌う人もいるだろうが・・・。
 愛する者を失ったあと、遺されたものの心の安定のため、落ち着きのために「宗教」は作られたのだろう。何故か、chosu-manmaは、読経した後
晴れ晴れするのだった。
 もう亡くなったものたちへは、何もしてあげられぬ。