病院のはしご

 口腔外科で、手術後の経過を見てもらい、まあ順調ということだった。ただ、まだ痛みがほんの少し残っていると言うと、一ヶ月間クラリスを朝晩飲んで下さいということになった。3時間以上の待機の後、内科で持病の定期検診。骨髄炎の手術後だったが、持病以外の成人病に気をつけて下さいと言われた。抜歯の後を見たり、リンパを抑えたり、聴診器を服の上から当てたり、先生は必ず「診察」をしてくれる。
 口腔外科の先生が、内科の先生に手術をしてよいか尋ねる手紙を書いてくれたので、それを内科の先生の経営している医院へお盆休みの前に聞きに行ったが、10日感も休みだたので、てっきり海外へでも家族旅行に出掛けたのかなと思っていた。
 お盆休みには、海外旅行へでも行かれたのですかと病気に関係ないことを尋ねると、なんと。先生は母上の介護の日々だったとのこと。びっくりした。

 問屋が休むので、医者も休まざるを得ないのだなど先生は言った。彼の医院は年寄りで満杯だったが、先生を慕ってたくさんの患者さんが来るのですねというと、「長いからね」とのこと。先生は地元病院でずっと働き、やっと独立したようたった。月に二度病院へ出張診察に来ているとのこと。

 以前のchosu-manmaの主治医は漫才ののいるこいるのように、「はいはいはいはいはいはいはい」で、異常なし、終わりだった。二時間待って1分診療。しかし、あの先生は認知症の始まりだったかも知れない。ミスばかり連発していた。パソコン入力に気を取られてしまい、患者を見ないひとだった。

 今の先生に変わることができて、本当に有り難いですというとその先生も患者数が多かったからだよ、とあくまで先生は謙虚なのだった。先生ご自身に、持病があり、先生は病気とともに働いている。
 その翌日は、白内障手術後の経過観察のため、眼科へ。全部別々の病院だ。右目の視力がかなり落ちているので、来週詳しい検査をすることになった。ふはっ