ガラスの日
いつからだったか。
車かバイクのガラス破片が、chosu-manmaの歩く道路に散乱している。歩く度に、もしこどもがこれを踏んで、足を怪我したら・・・と気にかかっていた。
しかし、何故付近の住民はこれを片付けぬのか。いや、何より自分でこの破片を落とした当事者は、何故片付けないのかと腹立たしかった。
もう待てない。一ヶ月くらいだっただろうか。誰かが片付けてくれるのを待っていたのは。
chosu-manmaは、今朝金属とガラス、ペットボトルを収集してもらえる日に、このガラス片を拾いに行き、ゴミ収集車に引き取ってもらった。細かい道路の溝に入っているのは、拾えなかったが。
やっとほっとできる。
すると、誰が落としたのか。あるいは、この子が待っていたのか。小さな小さな陶製のカエルが、道端の溝のなかにじっとしていたのを見つけた。
これは、自分のものとしよう。カエルは不運を幸運に変える。病気を健康状態に変える。探していたものが、もとのところへ還る。縁起が良いアイテムのひとつだ。道路の神様が、chosu-manmaに与えてくれたような気がする。