ちょス飯の読書日記

 『水はみどろの宮』 ★★★★★

水はみどろの宮 (福音館文庫 物語)

水はみどろの宮 (福音館文庫 物語)

 両親を亡くし、渡し舟を家業としているおじいさんと暮らす7歳の女の子の、不思議な物語。犬が神様だったり、猫がその使いだったり。

 愛情深く育てられれば、娘はすくすくと育つ。あの世とこの世がつながる不思議な水辺。動植物も言葉を話、人間より深く自然を知って大切にしていることがわかる。

 片目の黒猫おノンが、わが子を亡くす場面は悲しかった。