ちょス飯の映画評

　『ティファニーで朝食を』　　★★★☆☆
　

ティファニーで朝食を [VHS]

　愛する弟のために、自分は金持ちの男から金をせしめようとする美しき姉。文字通り体を張って愛する者を、助けたいという健気な女性。高級コールガールともいえる美女をオードリー・ヘップバーンが演じている。

　題名だけを知っていたので、高級宝飾店でどうして朝ごはんを食べるのか、疑問に思っていた。その謎が解けた。

　この頃の映画は、出演者は皆よそ行きを着ている。観客は貧しい一般大衆が、一番多かったことだろう。銀幕のスターの夢物語に、励まされてまた翌日からの辛い仕事に精出したのだと思う。

　ムーンリバーの曲は今もよく耳にする。面白おかしい映画の主題歌には合わない。

　オードリーの美しさは際立っているが、リアリティがなさすぎて、マイナス2★。