ちょス飯の映画評

 『深夜食堂』  ★★☆☆☆
 
 何故真夜中から明け方にこの食堂はやっているのか。それは、夜遅い商売をしているヒトのためだろう。

 明るすぎる。もっと、陰惨な悲劇の日常を過ごしている人々を「美味しいもので癒やす」というテーマかと、想像していた。

 オヤジも、もっと蔭があっていい。単純すぎ、もっとひねりがほしかった。
 例えば、ストリッパーのお姐さんが客なら、その職場を描くとか。

 福島の被災地ボランティアをしている女の子が、葛藤を抱えていたというのは、よく頷ける話。

 カレーライスは、いろいろなボランティアが炊き出しで振る舞ったので、被災地では多くの人が食べただろう。うまいものは、ヒトを救うものだ。それは、よくわかった。