アオダイショウを見た!

 久しぶりに散歩すると、向こうから歩いてきた老婆が「奥さん、後ろに蛇っ、へびっ!」と叫んだ。「えっ」と振り返ると、道幅の半分以上はあろうか。1メートル以上の長い長いアオダイショウが、chosu-manmaの2メートルくらい後ろにいて、道を渡って丘の上から下の茂みの中に消えていった。

 「これは、大きいですね。教えてくれてありがとうございました」とお礼を言った。「なんか、蛇を見たから運が良かった気がします」と言うと、老婆は「ほんと、ほんと、蛇を見るとは、めずらしい。縁起がいいかもしれませんよ」と答えた。

 それにしても、chosu-manmaは、こんなに大きなアオダイショウが育つ自然環境がここにあるということに、感激した。しかし、この道は茂みを伐採して道路の拡張をした場所。棲んでいた小さい地虫や小鳥、小さな獣たちは棲家を追われてしまったことだろう。

 20数年前、近所の美容院でそこの先生が「大きな蛇があそこにいるから怖くて通れない」と言っていた。その蛇が生きていたのだろうか。いや、何代にも渡って、生き続けているのだと思う。

 ほんの数秒の目撃だったが、緑色の鱗がぬめぬめと光り、だんだん模様の腹は白銀色に見えた。蛇とは、なんと美しい姿をしているいきものなのだろうか。
彼はアオダイショウという名前だが、実際には緑色だった。緑色を昔の人はアオと言ったからだろう。
 
 デジカメを持って、散歩すればよかった。