小さな庭に大きな幸せが

 小さなchosu-manmaの庭に、クロアゲハのさなぎがひっそりと眠っていたが、昨日少し黄緑色の表面が、黒ずんできていたので、今日羽化するのでは?と期待していた。
 午前中は小人マンションのベランダの避難梯子の点検や掃除があったので、アゲハのことはすっかり忘れていたが、午後3時過ぎふとさなぎを見ると、破られていて空っぽ。直ぐ側の網戸に大きな大きな羽のクロアゲハが、つかまっていた。chosuに知らせると、喜んで飛んできて写真を撮ってくれた。
 横幅12cm、触覚から尻尾まで縦7cm。見事だ。
 
 早速、写真からスケッチしようと思う。

 やあ、君は無事に生まれてきてくれたのか。なんて嬉しい!

 眞子さまのご婚約発表記者会見と、北朝鮮の六回目の核実験が行われた日。君は羽化してくれたのだ。

 もう、死んでしまったかと思った夏蜜柑の木は、根を切り、植え替えをしたら見事に復活した。葉をどんどん茂らせていたので、家族でその生命力に狂喜していたが、さらに思わぬ喜びをもたらしてくれた。
 アゲハの母さんはこの木なら大丈夫だと卵を産みに来てくれたのだった。
 
 羽化するまでうまく育つかどうか、祈る日々だったが。

 やったね、生まれて来てくれてありがとう。飛べ、飛べ、chosu-manma共和国から飛び立った君よ!

彼女は、お尻を開いたかと思ったら、二度おしっこをした。風が強いからまだ飛び立たないかも、と思い買い物に行って戻ってきたら、跡形もない。大空へ舞い上がったに違いない。おしっこの後だけ残して。