まいったと思ったら、ミニバラに蕾が

 ずっとほんの少し喉が痛くて風邪だと思ってパブロンに似たパッケージの市販薬を飲んでしのいでいたが、なかなか息苦しさが治らない。先月30日ホームドクターのところで受診したら、レントゲンの結果、気管支の随分下のほうが白く写っており、気管支炎だとわかった。5日間風邪薬を飲んだ。喉の痛みは治ったが、微熱も下がらずなんとなく息苦しいので、再びホームドクターへ。
 すると、「肺の機能を測ってみましょう」といわれて、検査。がっくり。
 肺気量分画測定器によると、肺活量は年齢と身長の標準値の120%だが、排出量がやや少ない。排気できていないことで、肺機能の低下が認められる、だから息苦しいということが判明した。

 すぐ息切れして、やる気が湧いてこないのは、肺子ちゃんのせいだった。

 まいった。たくさんたくさん、気管支喘息の吸入薬までもらって午後一時。点滴を頼んでやってもらったので、ラストの患者になってしまった。
 そして支払いをしようとして「本日のお会計は7千円」との受付嬢の声に一瞬たじろぎながら、それでも「いやいやまだまだ病気との闘いは今始まったばかりなのだから」と、帰り道すがらとんこつラーメンを食べて、自らを叱咤激励した。早速、ラーメン屋の冷水で薬を飲んで、よろよろと帰宅した。

 窓を開けると、ベランダの小さな庭の片隅のミニバラに、蕾が付いていたのを発見。昨日まで気が付かなかった。ありがとう。お前も心配して御見舞してくれるんだね。
 負けないよ。きっと治ってみせる!