偽孫ちゃんの成長

 偽孫のPちゃんが、3時間ほどわが家に来た。ママが外出するので、預かったのだ。するとひと月前には、話さなかった言葉を発し、トイレに行っておしっこできるようになっていた。先月はママ以外の人とは、警戒して物を食べなかったのだが、イースター仕様の「きのこの山」を上げると、二袋無言で食べた。

 彼女が言えるようになった言葉とは、未来形。自分の履いている半ズボンにポケットがある、と何度も喜んで言うので、ついかわいくて小袋に入ったキャンディを5個上げた。「ポケットに入れてご覧」、というと一所懸命詰め込んだ。
 ぶどう味は「Pちゃんの」グレープフルーツ味は「お兄ちゃんの」コーヒー味は「ママの」「パパの」と言ってご満悦。
 そこで、彼女はお兄ちゃんが学校から帰ってきたら「おにーーちゃーん、と言ってあげるのだ。」と言う。今はまだいないお兄ちゃんに上げる場面を想像して、自分は○○するだろう、ということを言えるように。
 もう、これからの予測もできるし、過去に何があったかも話すことができる。
 驚いた。2歳8ヶ月なら、どの子どもにもできる、通常のことなのだろうか。偽孫の成長に狂喜したchosu-manma。ただし、ママに飴を与えたことを叱られるといけないので、ママが帰ってきていいと行ったら、食べてね、と念を押した。

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 昼過ぎ大慌てで、帰宅したママ。ママの家へ行って、皆で一緒にサンドイッチランチを食べた。すると、あれほどまとわりついてずっとchosuばんばと遊んでいたPちゃんは、ひとりでさっさと遊び始めた。ぶどうのキャンディを舐めながら、ごきげんだ。預かっている間、泣かないで上機嫌で遊んでいたが、ママとは遊ぼうとしないので、逆にびっくり。
 他所では不安だから、まとわりついたのかな。chosuばんばは3時間も彼女と風船や、ボール、お人形で遊んでいたので、超疲れた。