外国人、年上、三人の子連れ
白髪頭。髪の毛すべてが白髪。
さて、この人と7年前に結婚したつるつるハゲの青年(56歳)は、なんとも幸福そうなのだった。同居している連れ子の末の娘も美しく清楚な人だった。
chosu-manmaはpampaの大企業社員時代の友人が、年賀状に家を転居したと書いてあったので、お邪魔することにしたのだ。
もうひとりの友人(今は他の会社の社長になっている)がかっこいい車で迎えに来てくれて、送迎してくれた。
行ってみるとそこは、都心からかなり離れた、急斜面をひな壇にして建てた平屋のバリアフリー住宅で、中古なのだった。
しかし、とても広いリビングに日差しが注ぎ、天窓もありなんとも素敵な家だった。
線香の香りがするので、これは?と思ったら、二人はある仏教の会に入っているとのこと。ふたりは阿弥陀様や教祖様にお経を上げているらしい。このような穏やかな表情になったハゲ氏は、やさしい白髪の妻の信仰心によって、作られたのだろう。
思えば、遺影のハゲ氏の母親は、厳しいうるさい人だった。彼は母を憎んでいたのではないだろうか。
彼は新しい理想のママを手に入れたかのように、安心して彼女の懐で眠るのだろう。
良かったね、嬉しいね。他人の幸せがchosu夫婦をも浮き浮きさせてくれた。