ちょス飯の映画評
『ターミネーター』 ★★★★★
- 出版社/メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ
- 発売日: 1998/02/25
- メディア: DVD
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映画監督ジェームズ・キャメロンは、よく女性を主人公にする。男より柔軟で強靭な女性を。
何度目かの視聴だが、怯えて殺されるのを待つだけではなく、「人類の未来のために、生まれてくる(かもしれない)息子のために」戦うことを選んだサラ・コナーに、拍手喝采を送る。
この物語は、核戦争後機械に支配される未来から、彼女を恋慕い、時空を超えて命をかけて助けに来るカイル・リースと彼女の数時間の純愛物語でもある。
ターミネーター役のシュワルツ・ネッガーの、あまりにもゴージャスな裸体は、とても人間のものとは思えない。
今は亡き淀川 長治氏が、ターミネーターが壊れた部分を治すシーンで、目玉を取り出す場面を「怖いですね、怖いですね」とテレビで解説していたことを思い出した。
本当に腕を切り開いて、指を動かす場面も恐ろしかった。
絶望的な状態でも、決して諦めないで立ち向かうのだと、この映画は教えてくれる。
未来の人間側のリーダーであるジョン・コナーから、カイルがサラ(母)への伝言を伝える場面に感動した。
「生きぬくあなたの勇気に感謝する。僕は今のあなたを救えないし、
未来は確定していない。想像以上の強さが必要だ。
あなたが 死ぬと僕も消える」