半年振りに母から電話

 昨年6月末に、故郷の母に会い翌日お礼の電話をしたところ、午後7時だというのに、「寝ていた、電話などするな!」と一喝されて、しょんぼり。

 怒鳴られるのが怖くて、ずっと電話できなかったので、折を見ては手紙を書き送って、chosu-manmaなりに、彼女の退屈さを紛らわせていたが・・・。

 今朝、彼女から電話。「手紙の返事を書こうとしたが、無気力で書けないので電話をした。体中痛くて、もう長いこと無い。」という割には元気な声。(喧嘩していた)妹が、昨日久しぶりに尋ねてきたと上機嫌だ。

 自分が妹とやりあったことなど、すっかり忘れて「何故会いに来ないのだろう」「水臭いやつ」と思っていたそうだ。ありがたきかな、美人の叔母上。

 叔母は夫を7年前に亡くし、母と同じ町内でひとり暮らしだ。彼女にも、頻繁にchosu-manmaは、励ましの葉書きや手紙を送っている。しかし、「母を見に行ってほしい」とは、書かない。意地悪ばあさんに、また嫌な思いをさせられると、気の毒だから。

 叔母が言うには、姪のケイちゃん(仮名)の舅が亡くなったので、19日お葬式に出るとのこと。和菓子職人として立派な店を構え、長男がこれを大きくし、支店も出した。
 しかし、ケイちゃんが彼の次男と結婚した頃には、彼は既に妻に先立たれていた。
 おかげで、ケイは姑との苦労が一切ない。
 なんのいさかいもなく、同じ町の少し離れたところに土地をもらい、家を建ててのびのびと暮らすことが出来た。3人も子どもをもうけ、皆優秀に育った。

 と敢えていうのは、母方の祖母とケイの母は、同居していたが、非常に仲が悪く、祖母が死ぬまで互いに苦しんでいたので。
 姑が早く亡くなるということは、ある意味では嫁を助けることになるんだ。

 天国へ行くと、40代で亡くなった若い妻と、およそ30年ぶりにおじいさんになったケイの舅は会えるだろうか。
 
 彼の味を引き継いだ美味しいお饅頭を、今度帰省したら、彼の息子のお店へ是非買いに行こう。