着物布地で洋服を

 通院の帰り道にある、お気に入りの古道具屋へ立ち寄り、540円で絹の古い着物を買って帰った。
 くちなし色の地に小菊(藍色、蜜柑色、枯竹色)や薄の手描き模様が古風で気に入ったので。

 洗って干して、ほどいてから図書館で借りてきた簡単なリメイク法の本を見ながら、2日がかりで縫ってみた。しかし、何度も簡単なところで失敗。やり直しをしながら。

 本には着物をばらして洗い、乾かしてアイロン掛けをしてから、作りましょうとあるが・・・。先に洗って、しわを伸ばさずやってしまった。
 適当なchosu-manma。

 ゆっくりじっくり、まず作り方をよく読んで、理解してから何でも
始めなければダメだ。年を取っても、あわてんぼうで早とちりのchosu-manma。

 そして、昨日試行錯誤を繰り返して終に完成。やったやった。しかし、いよいよ着て鏡に映して見ると「これはなんじゃい」、と言う出来栄えだ。うーーん。派手な曲線のシルエットのわが体型に、着物の直線は沿わないのだった。

 銀座へ。絵の先生の作品展を観に行く時に颯爽と来て行きましょうと、彼女(ぶら下がっていた着物ちゃん)を見てひらめいたのに。
 まあいいや、これは部屋着として、もう一度挑戦したい。スカートやワンピースが、直線のまま縫えるという本の解説のとおり、再挑戦だ。

 今度は、母の若い頃着ていた高級な絹の着物で作ろうか、それとも今度はウールで練習してみようか。

型紙いらずの着物リメイク・ドレス―ほどいて、折って、まっすぐ縫うだけ!

型紙いらずの着物リメイク・ドレス―ほどいて、折って、まっすぐ縫うだけ!