ちょス飯の映画評

 『大巨獣ガッパ』 ★☆☆☆☆
 これは、いかんでしょう。東映ゴジラ大映ガメラ対抗して、日活が作った怪獣もの。1967年作。
 ガッパは、南の島の守り神だがリゾート開発で設けようとする新聞社のオーナーが、ガッパの卵を見つけて孵化したこどもを育て、見世物にして大儲けをたくらむ。

 子供向けなので、大人の恋愛はあまり描かれず。ただ両親ガッパが日本で、子ガッパを探して、暴れまわるというストーリー。

 親子の再会は、愛らしかったので★ひとつ。

 卵から孵ったこどもは両親を見ていないのに、慕うのは何故かな。
 
 また巨体をすごく小さい羽根で、垂直に浮かして飛べるのは何故かな。海の中も、すごい勢いで泳いでくるけれど・・・あの巨体を推進させるには、大きなヒレが必要だ。などと、おばあさんには現実的なものの見方しかできないからか、全然面白くないのだった。
 
 南の島の原住民も、皆日本人が演じており黒く体を塗っていた。島の少年が、キーパーソンとなっていたが、これはこどもの観客を喜ばせたかもしれない。