アンスリウム届く!!

 105歳で亡くなられたKさんの一周忌ということで、М市のМさんから、アンスリウムの鉢植えが届いた。切手も1シート添えられている。

 そうか、もう一周忌なのか。おばあさんの娘ふたりのうちご長女Yさんは、既に9年前に膀胱がんのため他界されている。Yさんのご主人(作家)と文通していたが、ご主人が急逝された後も、彼女に手紙を出していたchosu-manma。

 しぶといなあ、われながら。

 そして、20数年後にYが亡くなり、Yの母上をお慰めしようと手紙を出していたら、お母上も亡くなられたというのに、・・・次女のМさんは、手紙を下さいなどと言ってくれるのだった。

 chosu-manmaは、この不思議なご縁に感謝しよう。何せ、アンスリウムがやって来たのだから。

 真っ赤な苞を花の様に開いている。わたくしを励ましているのだ。励ましの風を送って下さったのだ。

 お礼がしたくて、絵葉書の用紙に水彩で、絵手紙風に、アンスリウムをにこやかに眺めるY子さんの笑顔を描いた。

 遺影は、一枚しか手元にないが、少しふっくらさせて、色白のY子さんを健康的な肌色で描いた。Мさんは、涙を流して喜ぶだろう。そう思うと、僕の目に涙が浮かぶ、なんちゃって。