わが家のベランダガーデンはねずみの額より小さい
今週のお題「植物大好き」
しかし、アゲハ蝶は育つし、天道虫の幼虫や、カナブン、尺取、カンタン、蟻、小さなアマガエルがやって来たリする。さながら、小さな昆虫植物園だ。
今年は、嬉しいことに、昨年に続きアマリリスと孔雀サボテンの蕾が膨らみ始めている。
昨冬台所の片隅に使い忘れた里芋がころがっていたが、これを100円ショップの球形の液肥とビー玉に入れてお水で育てていたら、芽が出て、根をはり茎を伸ばし、綺麗な綺麗な葉を繁らせる様になり、どんどん大きくなった。
しかし、少し勢いが衰えてきたので、昨日は植木鉢に植え替えた。果てさて秋に、小芋から収穫はできるでしょうか。
植物が育つのを楽しむとは、毎日変化を見つけるということだ。数日間観察を怠ると、驚くほどに変化していることも、しばしば。
貧乏友達からもらった、窓辺のゴムの樹やゼラニウムが大きくなれば、彼女達も無事に暮らしていることだろうと嬉しくなる。植物は、愛する人を思い出させてくれるものでもある。
しかし、植物に心痛めたこともある。
10数年前だったか。アボカドの種を植木鉢に埋めてあったのに、そのことをすっかり忘れてその上に石を何気なく置いたままにしてあった。
随分たってからぐにゃりと石を迂回して、芽が出てきた。芽を見て「あっ」と驚いた。ごめん、ごめんよ。こんなにも力強くお前は地上を目指したのだね。今も、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
彼女は、その後何年も冬越しして2メートル近くまで成長したが、非常に寒い冬のとき、枯死した。しかし、その亡骸を捨てるにしなびなく、今もそのぐにゃりと曲がった、幹を取ってある。