痛くない

 ものすごく痛い、ステロイド注射をアキレス腱にぶすりと撃ってもらったおかげで、今もあの激烈な痛みは戻っていない。

 ああ、ありがたやありがたや。

 痛くない暮らし。なんてさわやかなのだろう。しかし、相変わらず夜ぐっすりと眠ることは出来ないが・・・。

 若冲展へは行けなかったが、chosu-pampaは昨日耳鼻科と整形外科の帰りに「いちょ夫」を見に行った。わたくしの予想通りだった。
 彼は、中身が雷で燃えて消失しているのに、周りの幹だけで生きていたのだ。良く見ると中身の10分の一は生きていた。樹齢は300年以上だと思う。

 絡まっている蔦も、葉っぱも生い茂っていた。なんという美しさ。巨木の生命力のたくましさ。わたくしはchosu-pampaの撮って来てくれた写真にひれ伏す。

 20日給料日までにあと7000円しかないので、交通費が勿体なくてchosu-manmaは出かけるのを控えた。

 chosu−pampaは、いちょ夫の町の老舗和菓子店の手作り柏餅を土産に買って来てくれた。味噌、こしあん、草餅と3種類を買って来た。年寄り夫婦の店で、柏の葉にべったりと餅が付いていて、離れなかったが、柔らかくて甘さも薄く、昔の味なのだった。