まさかの便り

 8年以上返事の無かった、友より昨日手紙が届いた。

 この数年間に、母親と親友を亡くし、故郷で父親90歳の家事手伝いをしていたが、うつ状態になって今は、東京の自宅へ帰っているとのこと。

 わたくしからの手紙は、留守宅のポストにたまっていたのだろうか。だが、働かずに大東京で生き延びられるはずもない。たったひとりで。収入はどうしているのか。何故、故郷の実家で暮らそうとしないのか。心配になる。

 彼女には、痛く心を傷つけられてきたが、・・・。彼女に似合うだろうと買ってあるコート(古着)と自作の人形と、食べ物を詰め合わせて早速送ってみよう。
 
 しかし、4月1日付けの手紙だったので、日にちを替えてほしかった。多分、事実ばかりが書かれていたのだろうが、エイプリルフールに書いてくるなんて。