うれしい雛祭り

 偽孫娘J子の桃の節句
 偽娘のUちゃんが、寿司ランチに行こうと言ったが、一週間前からずっとJ子の体調が悪く、食欲もないのだという。

 心配だ。小さい子は、すぐに脱水症状になってしまう。ほんの少しの悪条件が積み重なって、死んでしまうことも少なくない。

 しかし、感染に弱いchosu-manma。会わずにずっと健康回復を願っていた。

 すると、やはり今朝も具合が悪そうだった。一度、家に寄って下さい、と電話がかかったので、行ってみるとJは寝ていた。可哀想に。
だが、ドラえもんの鈴カステラを試しに、食べさせるとおずおずと一かじり。「ああ!!
」びっくりしたああ!!と驚きの表情のchosu-manmaに、Jはくすりとしてまたぱくり。ばんザーいい、ばんざーーい、おどけると、もうひとつ食べ始めた。ああ、食欲が出てきたのだなあ。嬉しいよ。

午後、びんちゃんが3時に来てくれるというので、小人用のわが家で、Jちゃんの桃の節句お茶会を開く。しかし、結局、残業でびんは来られなかった。

 その分、Jちゃんがよそのお家に興味津々となり、はじめは萎縮していたが、エレクトーンを弾いて一緒に「うれしいひなまつり」を歌ったり、結んで開いてなど、chosu-manmaのうろ覚えの演奏で盛り上がった。Jのお兄ちゃんも小学校から帰ってきて、遊ぶ約束の時刻まで一緒に宿題をしたり、遊んで行った。

 保母のようなchosu-manma。ああ、本物の孫がいつか抱けたら!