鏡の法則

 ご近所のママ友だったBに、偶然バスで会った。
 とても明るく、「安い美容室へ行って来た」という。「若々しくて素敵ですよ」と誉めるとよくしゃべり上機嫌だった。

 以前バス停で会っても、他の席へすっと座って話そうとしなかったのに。

 運動とウォーキングを始めて、充実した日々を過ごしているようだ。ご主人は、もっと元気でひとりで山歩きに行くという。

 chosu-manmaは、pampaといつも一緒だから、悔しかったのかもしれない。出かけるときに、貧乏なのに、精一杯お洒落をしている綺麗なmanmaが憎かったのかもしれない。

 Bさんは、優秀な子供をふたりともエリートの行く会社の正社員に育て、今は定年退職した夫の世話もシナクテよいから、自分の趣味を見つけたのだろう。良かった。

 いや、待てよ。chosu-manmaは、就職しようとせず、ずっとアルバイトをしているchosuのことを悲観して、彼女を避けていたのかも知れぬ。彼女は賢いから、子供達の自慢などすることはないのだが、エリートの子を持たない自分が惨めで。

 そうか、chosu-manmaも笑って毎日充実した日々を過ごしているから、彼女とまた仲良くできるようになったのだ。

 初詣の帰りのこと

 お札と破魔矢を取り替えて、絵馬にはchosuの就職を記念して。