安売り卵を割る

 水曜大売出しのちらしを見て、いざ自転車で近くのス−パ−へ。メモしたとおり、生さんま100円が残り2匹しかない!!
 3匹ほしかったが、ぎりぎり間に合って買えた。
 卵も198円で買えたが・・・。

 レジでマイ籠に入れてもらい、自転車の荷台にくくりつける時、ひとまずお隣の自転車の荷台に置かせてもらい、自分の自転車を引っ張って手前に移動させたところ、ハンドルがつかえてがしゃーーん。とお隣の自転車を倒してしまった。

 籠がひっくり返り、無残にも卵が割れて、籠から卵の汁が垂れてきた。

 もたもたと自転車を起こしていると、バイクで帰ろうとしていた中年の主婦が「あらあら、卵が割れてますね。」「袋に入れれば少しは、垂れるのが防げますよ」と親切にも、サッカー台に置いてある薄手のビニル袋をくれた。

 「有難うございます。折角安売りで卵を買えたのに・・・。」

 「わたしも、よく卵を割ってしまうことがあるのよ」と優しい言葉。
  
 「これからは、私もビニル袋を持参することにします。」「恩に着ます」とどじなchosu-manma。

 安心した時、失敗は起きるものだ。一点だけを見ていた。もっと視野を広く持とう。そして、気を引き締めよう。
 
 ああ、こんな風にさっと人助けが出来る人がいるのかと、嬉しくなった。
chosu-manmaも、きっと助けるぞ。そのときのために。買物時にはビニル袋を持っていよう。

 あの人も、こちらを助けられて、喜んでくれた。互いに喜ぶことが出来たのだ。卵は2個犠牲になったが。