驚友

 29日chosu-pampaが休日の朝。8時少し前にドアを開けると、袋がドアノブにぶら下がっていた。
 中身は100円の自転車の積荷用のゴム紐。

 24日孔雀サボテンの苗と植木鉢をもらいに来てくれた、Vさんが自転車の前カゴに一杯の荷物を入れていたので、後ろにもらってもらう物を積めるよう小さい段ボール箱とそれをくくりつけるゴムの紐を差し上げた。
 「紐は他にも持っているから、上げます。」と言うと「返しに来る」とVが譲らないので、「ではまた今度いつでも、会える時でいいよ」と言ってあったのに。

 7時45分に「散歩がてら、紐を返しに来た」というメールを受信していた。「おはよー」とある。

 減量を兼ねて、はるばる1時間かけて隣町から歩いてこの紐を返しに来たという。

 その日12:30ホームセンターから電話がかかった。テナーサックスの練習に励むchosu-pampaに彼の好物のパンケーキを焼いて待っていて、出るのが遅れて電話のコールは切れたが、急いでかけ直すと、V。

 「お店にサボテンの土が見当たらない。どんな土が良いのか」、という。適当に植えているchosu-manmaはしどろもどろ。

 しかし、以前「もらってほしい」と頼んだ時に、育て方のホームページを既にお知らせしてあった。
 また、ずっと干してあった苗を2週間以上経てやっと渡せたのに、受け取って5日も経ってから土を買いに行ったとは、驚いた。

 さらに、驚くのはホームセンターは、彼女の家から45分はかかる。何故そこへ行くついでに、自転車でchosu-manma宅へ来ようとしなかったのか。
 10時開店までの2時間、店の前で待っていたのか。一旦帰宅してまた出向いたのだろうか。

 「うちへ来る時は、前日までに知らせてほしい」、と何度言っても、「何月何日はこちらは都合が良いのですが、いかがですか?」と何度提案メールを書いても、何故か返信が来ない。

 ある朝突然に「今日、暇?」とメールが来る。

 還暦のVさんの衝動性に、驚いている。こちらが言ったことは、通じない。無視なのだ。荷台のゴムをもらいたくないのなら、自分で準備してくるべきだった。返しに来た、とピンポンしないだけ、まだ良いほうなのか。

 「車を運転できる妹と、chosu-manmaの家のそばのお店へよく買物に来る」、と言っていたので、「そのときにサボテンをお渡ししたい、車なら運ぶのが楽だから。来る日を知らせてね」と何度言っても妹と会わせたくないのか、鉢植えを渡す日時を決めようとしなかった。