ちょス飯の読書評
『田舎でロックンロール』 ★★★☆☆
- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: Kindle版
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東京への憧れ、中学時代は校則でがんじがらめにしようとする暴力教師への反抗、そして高校では進学校で、受験勉強オンリーの体制への反感。成績急落の屈辱と非行の真似事をしていた日々が描かれる。
皆と同じことをするのが大嫌いだったという筆者。彼の書く数学の先生はあの先生のことかな。
私も彼と同郷で、高校が同じだ。
私は、クラシックも流行歌も唱歌もフォークも、ロックも皆聴くし、好きなものはジャンルにとらわれない。いいものは、いい。何を聴いても、感動してしまう。
筆者は何千枚もロックのレコードとCDを所有していて、超高音質のステレオで聴くことができる、とあるがゆっくり音楽を楽しむには、時間が必要だ。
どうやって、そんな時間を作っているのかなと思ったら、彼はテレビを一切見ないのだそうだ。
そう、テレビは時間をとられるもんな。
巻末の小説が良かった。ただ、『20世紀少年』にほとんど同じネタがあるので、いかがなものか。
ロックの音を評するのは、それを聴いたことがないものには、伝わらない。どう、心を揺さぶられるのか、うまく表現できていないので★3つ。