ちょス飯の読書日記

 『寄生獣』  ★★★★★

 再読した。
 やはり、面白い。10巻の長さで充分人間が増えすぎた地球の危機を描き切ってある。

 とくに、第2巻田村玲子(パラサイト)が、人間の子を産み育てるうちに、母とはどういうものか学習していくところは、何度読み返しても泣ける。
 赤子を守って笑って死んでいった。

 広川市長が言うとおり、地球に寄生している「けだもの」は、人間達だ。

 殺人鬼浦上のは、人間らしいとも言える。

 そして、人間を餌として人間に化けられる寄生生物たちは、「エイズ」「エボラ出血熱」「鳥インフルエンザ」「インフルエンザ」etc・・・ともいえる。

 目に見えない、ものたちが人間を食い殺して人口爆発を防いでいるのかもしれない。

 確かに、食糧と水は人間の数に対して、常に不足している。先進国の人々のみが、大量消費してゴミとして食糧を捨てているが・・・。

 大気を汚し、環境を破壊し・・・。

 私たちは、どうしたら良いのだろう。人間だけの幸せを望んでいては、もう地球号はどうにもならない。