クリスマスの贈物

 とうとう、ひとに贈物を買うような収入のある人間ではなくなった。

 だが、そこはあほ丸出しのchosu-manma。

 chosuには叱られるので、秘密で買物に出かけた。

 街の老舗の本屋で、ユニセフのクリスマスカード(葉書き)を買おうと探すと、もう売り切れたとのこと。「追加注文はしないのですか。」と食い下がったが、もっと早く買いに来いという態度の店員。24日までは、並べてほしかった。

 仕方なく、果物や花の絵柄のユニセフの葉書とサンタのシールを買った。
 それとは別に、イギリスのRさんへは、スカイツリーの夜景のものを。東日本大震災の被災地に住む友へは、ぷちぷちプレゼントとして、彼女のイニシャルシールを。

 Kちゃんへは、手編みのストール。彼女の息子へは、あたたかそうなジャンパー。これは、古着の店で合計700円。

 Bさんへは、薔薇の模様のチュニックとストールを。これも、700円。古着で。

 Iちゃん(5ヶ月)へは、よだれかけとふたつの角の生えた木綿のピンク色の帽子を。これも、ふたつで400円。これは新品だ。

 chosuへは、明日、靴を買おう。週3日。6時間のパートプラス残業や契約日以外の出勤で、今年も無遅刻、無欠勤。
 遂に、彼の年収は、100万円を超えた。年末年始は、パートのおばちゃんが休むので、大晦日も正月も休み無しで出勤するという。

 結局、27才にしてやっと、chosuは扶養家族ではなくなった。これは、素晴らしいこと。親として心から喜んでいる。

 が、その分chosu-pampaの給料が月5000円減り、12月は1万円以上減らされた。年末調整で増えるはずが・・・。

 なんたるちあ!!

 正直者に福来れ。お地蔵さんよ、わが家へ餅やごちそうとお宝をそりに乗せて、運んできておくれ。