69回目の敗戦記念日
TBSラジオで、今年も秋山ちえ子氏の『かわいそうな象』の朗読が流れた。
chosu-manmaは毎年何故か、聞き逃していたが遂に今日拝聴することができ、涙、涙。
動物園の動物が、もし檻から町へ出て人に危害を加えるといけないからと、猛獣は皆飼育していた係員に殺処分されたという。 事実に基ずく子供向けの物語。
秋山氏は、御年97歳だと言うがはっきりとしかし時折胸が一杯になられて、詰まりながら読んでおられた。
涙、涙。
戦争で死んだのは、人間だけではない。最大の自然破壊、環境破壊は戦争だ。
象の賢さが悲しい。最後まで人間を信じていたのだろう。芸をすれば餌がもらえると思って。
こどもの頃、この話は週間ジャンプ連載の「僕の動物園日記」ののなかで読んだ記憶がある。
「はだしのゲン」にしても、当時の編集者は志を持って、子どもに読ませたいものを掲載していたのだ。