ちょス飯の映画評
『黒い家』 ★★★★☆
- 出版社/メーカー: PI,ASM/角川書店
- 発売日: 2001/01/26
- メディア: DVD
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先月末の佐世保女子高生殺人事件の凄惨さ。「サイコパス」を描いた森田芳光監督のこの映画を、再度見てみた。
それぞれの俳優の怪演。生命保険会社の本音。頻発する保険金詐欺の世相も反映している。
ただ、もっとごく普通にしている方が、サイコパスとしてリアルなのかも。
殺人までしないとしても実社会にサイコパスの人は、増殖していると学者が言っていた。公害や食品添加物から毒素が体内に蓄積されているから、・・・などと。
良心の無い人。
共感の出来ない人。は、ごく普通に、確かにいる。
大竹しのぶちゃんの淡々とボウリングをし続ける姿が恐ろしい。ただ、最後の格闘シーンのために、胸を膨らませていたのは滑稽。他の女性のお乳か、偽お乳をぺろんと出したのだと丸ばれだ。
怖いだけではなく、痛めつけられる会社員の内野聖陽の苦悶の表情、無様なところなど、やや笑えるところもある。
主人公の恋人が殺されなかったのは、どうかな。そこで、マイナス1★