やあ

 昨日、ちょっと見ぬ間に、黒かったアゲハの幼虫が、2匹皮を脱いでいた。あまりの暑さにじっとしている。

 この前生まれた方は、今朝見ると、茶色に白い一筋の模様をつけて、あたかも鳥の糞。鳥さん、僕を食べないでね、と擬態している。


 今朝「赤い花が咲くぞ」と昨夜蕾を見つけて待っていたら、あらまあ、青い花。茎が赤いのでてっきり赤だと思っていた。
 朝顔青い花、白い花と咲きにけり。

 22才の夏みかんが、暑さのためか葉をぎっしり繁らせた後、ぐったりして、アゲハの母さんも卵を産みに来ない。もう枯れるだろう、とchosu-pampaとchosuは言っていた。

 エイやっとばかりに、1週間くらい前に枝を払ってみた。するとまだ元気な健康体の葉も、枝先に付いているではないか。まだ大丈夫かもしれない。

 一部を残して、枝をほとんど切った。回復を念じていた。

 すると、あら不思議。まだまだ彼には精気が残っていた。じょじょに葉が、ぴんとしてきたのだ。「枝が込みすぎて、栄養が回らないから、くるくる葉を丸めていたんだ。」としたり顔のchosu-pampa。
 「もうだめだ」が口癖の男。

 大鉈を振るった、chosu-manmaは賭けに勝った。「そんなことはない。きっと蘇るはずだ。」

 君を地面に下ろしてやりたいが、ごめん。小人マンションからの脱出はまだまだ。
 小さな植木の中で、君の根は飽和状態にちがいない。なのに、君は復活したてくれた。ありがとう。

 アゲハの食糧として、君を育てているchosu家。ごめんね。
 
 そして、ありがとう。無事に育て。