ちょス飯の読書日記
『ハピネス』 ★★★☆☆
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/02/07
- メディア: 単行本
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最後に、「どんでん返しが待っていた」というほどでもない。
でき婚で、相手の過去を調べず結婚する人も多いご時勢かもしれないが・・・。主人公有紗の夫に同情する。生活に窮しているなら、にそんなところに住むことはない。
また、子どもを一緒に遊ばせたいからとはいえ、自分と身分の違うママたちと付き合ったり、話しを合わせる事も無いのに。
真の金持ちは土地持ちで、地に足を着けて暮らしている。高層マンションに住む人々のなかには、資産家もいるだろうが地方出身のたいてい成金だろう。住んでいるところと、自分の価値を等しいと思うのだろうか。
物語の中のママともグループは、容姿が端麗でこのマンションの小金持ちな住人であるのが条件だが、何故か安いマンションに住む美雨ママも入っている。彼女が、べらんめえで美しいことが、嵐を巻き起こす。