ちょス飯の映画評
『エヴァンゲリヲン新劇場版Q』 ★★☆☆☆
ネタばれ注意!!
初日、初回に夫婦で乗り込む。
いきなりの、宇宙空間。アスカが、眼帯でキャプテンハーロック化。元気一杯で、エヴァ2号機を操縦。眼鏡っ娘が彼女を「姫」と呼び、はつらつと鼻歌交じりで地球の危機を救う。
ヴンダーの異形には、眼を見張った。艦長が葛城、副艦長が赤城。LCL溶液で溶解していった面々が、14年後生きていたとは・・・これは、嬉しい。
テレビ版とはまったく異なる、エヴァとなっていた。
映像のコマ送りが早過ぎ。ゲームをしない中年おばさんには、戦闘シーンを眼で捕らえられず、じっくり見られなかった。声優人の真剣さは、面白かったが・・・
まったく別の物語なのか。
前作はシンジが、自分の居場所を見つけることがテーマだったが。
カヲルくんが、もっとシンジと平日を過ごす場面がほしい。陰鬱な場面だけではなく、ユーモアや可笑しさもシリアスな映画には、必要だ。
また、何故ネルフとミサトさんたちが闘うことになったのか・・・描かれていない。成長したアヤナミが、偽物でシンジを知らず、白い巨人に突き刺さった2本の槍が、偽物とは、なんのことやら・・・また、第一の使徒がカヲル君で第十三も彼だとは。分からない!!
疑問を描いているからQ、クイズの頭文字なのか。
第4話を見れば、腑に落ちるのか。商業主義、儲け主義に走っているのだろうか、この作りは。コミックスの最後が、続きを読みたくなる大ピンチで終わるのと同じなのか。
故に、★は二つ。映像は良い。ピアノ曲も美しい。