貧窮問答歌

 小人マンションの知人みいちゃんと、昨日カフェ帰りにバス停で出あった。
 彼女から聴かされる話は、だいたい不幸てんこもりなことが多いので、身構えると・・・
 「息子にスーツを新調した」と持っていたので、「じゃあ、お仕事が決まったの、良かったねーー」と答えると・・・
「これからの面接のために買ったの」とのこと。
 そして、夫が首になったと。「どうしたらいいか、・・・このところ、気もそぞろで、物を忘れたりミスが続いている」と言う。

 「ふはーー」
 体の弱い彼女は、ずっと共働きで3年ごとに転職しながらも頑張って来た。
 今春高校を卒業した息子は、夫の反対で進学できず落胆されていた。やっと現実を受容して、元気になられたばかりなのに。・・・

 だが、働かざるを得なくなった息子はきっと、職を得てみいちゃんを助けてくれる、「大丈夫だよ。」と答えた。

 また、下腹部が痛む。膀胱炎の症状だ。我慢してきたが、治らないのでかかりつけの内科医へ。4000円。医者代がもったいない暮らしをするとは・・・残念だ。