義母と実母

16日、実家から自宅へ7時間。鈍行で帰る。乗客の面々は、なかなかユニークで面白い。「低所得者層しか電車を利用しない」『優しいおとな』桐野夏生より
 化粧男子には、驚いたが、「青春切符」じいさんにも魂消た。四国の阿波踊りを見て、自転車で島波海道を通り、岡山から東京へ向かっているという。吊り輪で運動したりストレッチをはじめたので愉快だった。
 電車の旅は初めてで、今までは750ccのカタナで日本中をツーリングしていたという。150cm、ガリガリ君のじいさんが。多分嘘だ。でも、心優しいchosu-manmaは、「ほう、すごいですねーー」と賛美。

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 義母が変だ。ずっと、手紙のやりとりだけで会いに行けず、6年ぶりに夫の実家に2日滞在したのだが、・・・
 小さなことに、癇癪を起す。
 「死に掛けの、伯父さん(chosu-manma夫婦の仲人)のお見舞いに行く、墓参のついでに」と言うと、断固反対。9:30頃お仏壇にお経を上げていると「もうやめなさい。ご飯が遅くなったらどうするのだ」、と目を吊り上げる。

 けれど、滅多にない機会だからと、伯父の見舞いも、義父・義母方の先祖の墓参も猛暑の中敢行し、無事完了。充分昼ごはんに間に合った。

 午後3時からの同窓会にも、ゆうゆう間に合った。

 夫の実家は、築55年。いよいよ、がたぴしがひどくなった。玄関の戸が、傾いてしまい開かない。ものすごい力で開けなければならない。
 ああそれなのに、大金を息子に与える。「もっと上げたいが、これが最期だ」と。まず、自宅の補修に使うべきだ。
 早く、なんとかしてあげたい。
 死ぬまで、ぼろ家のままでよいというが・・・

 切ない。金を与えることが母の愛情表現なのだろうが、こちらがしてあげたいことは「せんでいい、ころっと死にたい」と繰り返す。負けん気が強く、してもらうことが大嫌いなのだなあ。

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 実母は相変わらず、うそつきで娘の心を傷つける。
 「怪我をした右手が利かず、足も弱ってしまった。上げた宝石を返して」、というので仕方なく実家へ行くと、右手の小指はしびれているものの、何でもできるし、自転車にも乗っている」、と生き生きしているではないか。あれこれ、用事をさせてこきつかい、1円の報酬もなしだ。ふふふ。そして、「嫁や孫が良くしてくれる」と自慢。何故嫁や孫をこき使わないのか、腹立たしい。
何故、彼らに何も頼まないのか。交通費とアルバイト代を次回からは請求したい。
 
 

 あまりにも、極端に違う母たち。