涙が止まらない

 朝『てっぱん』を見て涙。二十年以上好きやった・・・・鰹節。と神田さん(赤井英和)が、さよこ(川中美幸)に告白するが・・・。有馬さんのプロポーズを受けてさよこに嫁に行け、と社長や周りの皆、神田までもが応援する。そして、意地悪ばあさん(寺島純子)の作った和風ロールキャベツを皆で食べて、泣きながら笑う。おいしいものは人を幸せにする。愛情をこめて、手間隙かけて作る料理は、人の心も満たすものだ。

 午後、清掃パートの元同僚が大正琴の演奏会に出ると言うので駆けつける。
 昔懐かしい童謡や演歌を年取った女性が真っ赤なブラウスなどの派手な衣装にスパンコールをキラキラ輝かせて、琴をはじいた。
 とくに「ヴィーナス」は踊りたくなるほど、楽しくうまい息の合った演奏だった。
 亡き父と歌った「知床旅情」を聴いたときには、涙があふれた。chosu-manmaは、父に聞かせたくて一緒に歌いたくてギターを習い、最初に弾けるようになったのがこの曲だった。見舞いに同行したchosu-pampaも一緒に三人で歌った。
 亡き叔母にも聴かせたくて、形見のコートを着て行った。叔母さんにも大正琴の音色が聴こえますか。もっといろんなところへ行き、楽しいことをいっぱいしてほしかった。
 秋用の薄いコートだったので帰りは、余計寒さが身に沁みた。