やや働く

 11日
『断捨離』決行。少しずつだが、いらん物を捨てる。部屋を広くし、しがらみを断ち、執着を離れればもっと住みやすくなる。

 10日は悲しかった。15日chosu-pampaが出勤なので、新年宴会をわが家でやろうと思い立ち、マン友に予定を尋ねに行ったら・・・・。ふたりはすんなりOKだったが・・・・
 怒涛のごとくにLちゃんが、ドアを開けるなり、夫婦喧嘩の顛末と自分の不幸な生い立ちをまくし立てるのであった。15日は、パートの日だが三時には帰れるとのこと。では疲れていなかったらどうぞ、無理されないようにと伝えたが・・・・。
 初めて彼女の素顔を見た。普段の白塗りと目張りを取ると、しみとしわだらけの妖怪変化の顔で、憔悴しきっており、非常に驚いた。

 じゃあ10分だけ、伺うよと言ったのに30分も彼女は話し続けた。あまりに悲惨で、chosu-manmaは彼女の話にその夜眠れなかった。
 chosu-manmaのごく常識的な、いろいろなアドバイスを伝えたが、彼女には、一滴も通じていないようで虚しい。
 彼女は常に自分を卑下し「自分はバカだ」と言う。けれど、何故か夫にバカにされたと怒っている。
 
 12日
 良いフィルムカメラを二台も持っているのに、撮ろうとしないchosu-pampaに、冬の景色を撮ってみたらと提案。
 ふたりで散歩して、彼の撮影を見守った。
 chosu-pampaは「大天狗」と名づけたでかい楠が好きで、彼を撮影した。紅く輝く万両も。宝石のように輝く丸い実を、ぎっしりつけている。

 帰りはスーパーで買出し。酒粕と鯵などを買う。
王にして下男の彼は、chosu-manma女王のため荷物を持ってくれる。
 夕食は豚汁に、酒粕を混ぜてみた。体が温まり心もあたたまる。158円の大きな鯵を生姜煮にした。

 Lはどうしたかな、と朝ベランダを見ると山盛りの満艦飾。これほど熱心に洗濯する人はいない。まだまだ踏ん張って、夫婦をやめないだろう。
 Lの幸せをL自身が作らなければ。夫子から与えられるものではない。