昨日は200、今日も。

 昨日は、200部、今日も200部地域の情報誌(とチラシ)を配布した。昨日は、少し悲しかった。
 あるお宅が解体され、その残骸をばりばりと鉄の爪で小さく砕いている現場を通ったから。トラックにその家の欠片が満載され、chosu-manmaの前を走り去っていった。

 この家を建てたとき、どんなにその家の人々は嬉しかったことだろう。さぞかし自慢だったことだろうに・・・。無残だ。いや、古くなったから建て直すために解体しただけかも知れぬ。
 けれど、淋しいものだ。形あるものは、やがては壊れて、消え去る運命なのか。
 
 ポストも表札もそのままに立派な家を置いて、出て行く人もいる。綺麗に整備されたお庭が、どんどん荒れ果てていく。

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 今朝は雨と風が強かったが、眠っているうちに嵐は過ぎ去り、午前中から晴れになった。ありがたい。いつものB地区の100部を一時間で配り終え、昼から100部、未だ配達したことのないA地区へ。
 密集している住宅街で、坂の上まで上るとぐるぐる回りながらすぐに捌けた。しかし、・・・・。やはり、二度配布してしまった・・・・。一軒は、配布してすぐに、その家の爺さんがポストから出したので、二部持っているのを見つけて、一部返してもらったが・・・。二軒くらい重複したかも・・・。

 明日は、もっと慎重に行こう!

 夜、Zちゃんとハンドベルコンサートへ行く。素晴らしい響き。主婦十人のグループで、結成十数年。どの曲も本当に良く息が合い、素晴らしかった。
 ベルを置いて、ぽくぽく鉄琴のように叩いて演奏したのには驚いた。低音のものは大きく重そうだった。ひとり四から五個の鐘を持って、指で中の芯を弾いたり、揺らしたり振ったり、胸に当てて音を消したり・・・。その大真面目な演奏振りが滑稽に思えてしまい、そのお姿に、思わず笑いそうになったりもしたけれどぐっと我慢した。
 とくに左門豊作のように、腕っ節の太い女性が低
音の大きな鐘を操っている。その真摯なお姿に感動した。