9.11

2001年の今日、NHKの深夜のテレビニュースで、堀尾アナウンサーは「これは、映画ではありません。現実の映像です。」と言った。

 本当に大変なことが突然起きた。

 そのとき偶然、出版社からニューヨークを舞台にした小説を書くように依頼されて、世界貿易センタービルの近くに滞在していた梁石日氏は、「終わりの始まり」だと言った。彼が自著『ニューヨーク地下共和国』について話す会が2006年ころだったか近代文学館であり、そこに行ってchosu-manmaは聞いた。
 一番驚いたのは、周辺では住民が普段どおり犬の散歩をさせたりしていたというお話。
  
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 chosu-pampaの従妹Zちゃん一家は、なかなか子宝に恵まれなかったが結婚して七年目にやっとYちゃんを授かり、銀行マンのご主人の赴任先ニューヨークに住んでいた。ご主人は、ウォール街に勤めていてすぐそばで、まさにこの惨劇を目の当たりにしたという。交通が全部ストップ。凄まじい灰燼と煙を吸いながら、何時間もかけて歩いて橋を渡り、無事に彼は帰宅した。
 Zちゃんはどんなに安堵したことだろうか。

 ・・・・・その後、彼は国内勤務となり、三年前には妻の実家近くに、豪華で素敵な家も建て順風満帆。
 
 しかし、彼はこの正月四十代の若さで突然心臓発作を起こし、その日のうちに死んでしまった。エリート街道まっしぐらで順調に昇進するはずだっただろうに・・・・
 美人妻のZちゃんと9才になったつぶらな瞳のYちゃんとと5才のおしゃまなXちゃんふたりの娘、建てたばかりの家を遺して・・・彼の父上(大学教授)の落胆はいかばかりだっただろうか・・・地元ではめずらしい家族葬を選ばれた由。

 chosu-manmaには、9.11の惨劇と彼の早過ぎる死に関連があると思えてならない。

 グラウンド・ゼロでは今日宗教・宗派を超えた平和の祈りを捧げる人々が集まっているという。テロはもうやめよう。

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 久しぶりにとんかつを揚げる。出来立て熱々を休日のchosu-pampaに食べさせてやりたいのと、明日のバザーで大勝利を修めるためのゲンかつぎ。・・・でも、彼ときたら、なかなか風呂から出てこない。出たと思ったらふり○んでぶらぶら歩き回って、ちっとも食卓に着かない。

 だめだべ。冷めてしまったでねえか。
でもすごく美味しかった。chosu-manma手作りの味は違う!