そして誰もいなくなった

 とうとう、甘夏蜜柑の木には、誰もいなくなってしまった。
きっとのわるも蛹になっている。秋には元気にナミアゲハとなる。無事に羽化することを期待。この暑さだ、まさか冬越しはしないだろうな。

 小さいダンボール箱の中に以前に借りたリサイクル本と大掃除で捨てることにしたchosu-manmaの本を満載し移動図書館(近くの公園に月二回やってくる)に持参。快く受託してもらえた。ものすごい炎熱地獄の中、係員のおじさんおばさんたちは笑顔で応対してくれた。利用者は、いつもより少なかった。

 Mちゃんが、「コンピュータを習いたい、無料体験に付き添ってほしい」と朝、電話をかけてきた。そこで来週月曜日に一緒に行くことにした・・・ありゃりゃchosu-pampaの休日だ、今気づく。まあいいや。彼は、不機嫌になるのだろうが。(と思ったら、出勤日だった27日訂正)
 久しぶりに、ホットケーキミックスでパウンドケーキ(ラムレーズン入り)を焼いてみる。バターの替りにケーキ用マーガリンを使ったらあっさりと昔懐かしい味に仕上がった。

 Mちゃんにおやつの時間におすそ分けに行くと、あまじょっパイ話をしてくれた。

 中国黒龍江省、ロシアとの国境の寒村で育ったMは、幼い頃甘いお菓子が大好きだったが、滅多に食べられなかった。chosu-manmaがくれたお菓子を食べて、子どもの頃食べたお菓子の味がする、懐かしいと喜んだ。そして、母親が仕事に出かけるとき「これは、(寝たきりだった)おじいちゃんに栄養をつけるためのものだから、子どもたちは食べてはならない」と子供の手の届かない高いところに甘いお菓子を隠して行ったが、留守中にこっそり梯子を架けて盗み、弟と隠れて食べた。おじいさんは、自分が盗み食いするところを薄目を開けて見ていたが知らぬふりをしていてくれたと。

 午後五時M宅から帰ると、小人マンションchosu-manma house 入り口に飾ってあるポトスの茎に珍客。見事な羽の模様。

 コスズメ かな?