Yさんはどうしているかなあ、と思っていたら

 昼過ぎに、突然電話が鳴った。
「今から、サボテンを持って行く。以前あなたがほしがっていた丸いほうは、あなたの手を傷つけてしまうだろうから、孔雀の方を。」
 「ええっ、ありがとう!待っています」と答えると・・・。

 予告した二時きっかりにYさんは80cmくらいの高さのある堂々たる「孔雀サボテン」をマンションの入り口まで運び入れていた。しかも、育て方まで手書きで添えて。

 ああ驚いた。明日咲かんとする大きな大きな黒っぽい赤のつぼみ。こんな大きな立派なものなら買えば三千円以上はするだろう。「十六・七鉢も増えてしまったの。だから、もらってくれたら厄介払いだ」と言う。薩摩おなごは篤い、熱か魂だ。

 大ニュース。K君が突然帰国。洗濯物が山盛り干してあったので、ピンポンすると・・・
Uちゃんは、「Kが中国の食事に馴れず、食欲がなくなり無理強いすると下痢になってしまった。やせてしまったので一月前倒しして帰国した」とのこと。

 嬉しい。でも、また騒々しくなるなあ。ははは