坐骨神経痛なのか

 左側だ。歯も腰も尻も大腿骨の骨頭も膝も足首も・・・・。頭も。サイズも左側が少しずつ大きい。痛い。立ち働いているときはなんでもないが、長く歩いたり安静に横になっていると。
 医者代が払えず一年ぶりに整形外科へ。無料バスが近くまで来てくれるので、勤務が休みだった昨日行ってきた。
 
 病院では二時間待たされたが、桐野夏生『OUT』を読んで待つ。三度目。何度読んでも面白い。ばらばら死体が、公園のごみ箱から発見される場面は、烏がほじくって発覚したと記憶していたが、違った。清掃員が烏にえさをやろうとして、ごみ箱の中の不振な袋に気付いたとある。
 
 登場人物が一見、どこにでもいる人であり、けれどどこにもいないデフォルメされた人ばかり。女のかいがいしさ、辛さ、報われなさ、評価の低さ・・・・。まったくそのとおり。桐野は、「おばさんにも人生があり、自分のために金を使い、誰にも気兼ねせずに生きることは当然のことだ」と力強く訴えている。痛快だ。続きを今日も読もう。
 
 池面の若い医師が、丁寧に診察してくれ、「ストレッチをしなさい。」とのこと。痛み止めの飲み薬、貼り薬をもらって、病院から今度は無料の駅行きバスを利用し駅へ。
 
 駅近の現金自動預け払い機の小屋へ行って、お金を下ろす。期待していたのに、まだ定額給付金は市からchosu-panpaの通帳に振り込まれていなかった。仕方ない。もらったつもりで、10数年ぶりにスニーカーを買う。chosu-panpaはchosu-manmaより体重は20kg軽いが、足は1センチ大きい。ずっと彼の小汚いスニーカーをはいてchosu-manmaは、靴紐をぎゅうぎゅうに引き締めて結び、釈迦力に二ヶ月間働いていたのだった。フィットする靴の方が、足にも体全体にも具合がいいだろう。今日からは気持ちE!