Christmas Card from UK!!

義妹Mより手作りのきらびやかなカードが届いた。
昨年、彼女の夫が癌手術をして回復したが、入退院を繰り返しまだまだ予断を許さない状況らしい。けれど、三男のR君は小学校入学するし、ギターを演る長男はイケメンで母譲りの音楽的才能が認められ、地元でのオーディションに合格。プロを目指すらしいことなど良いニュースも書かれた便箋が、一枚入っていた。私の父の死を悼んでくれ、「今や彼は痛みもなく安らかでしょう」というようなことが書かれていた。

Mは、比国から日本にプロ歌手としてやって来て英国人船長と出会い、マニラで結婚した。イギリスのデボンに住んで18年、異国で暮らすことや姑との折り合い、三男出産時には敗血症で死に掛けたり、夫の転職など、今までにもさまざまな苦労があっただろうに、常に絶望しない。たくましく陽気に暮らしているようだ。

東京島』にも、難破して島に比国人女性の音楽グループがやって来る場面があるが、彼女らは生きるために食べ物を調達しようなどとせず歌の練習ばかりして、〔壊れた船を中国人たちに直させ、食事を提供させて〕「絶対に島から脱出できるし、救助される」と信じて疑わなかった。まったく先のことを憂えない姿が描かれていた。・・・・・可笑しい。これは妄想の物語の一部分だが「真理」だと思う。

東京島

東京島