“チョス飯の読書日記”
『東京島』
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 平野啓一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/06/26
- メディア: 単行本
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『東京島』はSFっぽい。桐野先生にしては、やや小粒。「ワタナベ」がものごっつすごいけれど、・・・
とにかく「女」が強い。彼女の作品には男より男らしい、異常に強靭な女が出てくる。惚れ惚れする。そして、あちこちにユーモアがあふれている。・・・無人島に流れ着いた、たったひとりの女が二十数人の男たちと暮らしたらどうなるか。彼女の貞操やいかに!
未読の方は、どうぞ。
はてなダイアリー開店のきっかけは、『決壊』作者の平野啓一郎氏のブログを見たから。
彼の作品を初めて読み、ほんなごつおとろしかったーーー。すごかったーーー。でも、友人の住む福岡の町、海岸の風景を知ることができた。「人殺しは罪か?」ラスコーリニコフの問いに33才の若者が答えた。
ネタばれ注意! ↓
一箇所だけ腑に落ちぬのはSがあの環境であれほどの読書量があるという設定、ものすごい教養に絶句。ここリアリティなし。