大阪なおみ選手が遂に全米選手権に優勝!

 6日未明に起きた北海道厚真町の大地震。まだ行方不明者の救出活動が続いているが、生存して発見された人は今の所いない。一家を突然亡くした、遺族のおひとりのつぶやきは、「夢であってほしい」というものだった。本当に、眠っているまま土砂に覆いかぶされて、あるいは家の家具の下敷きになり窒息死した被害者の方々は、夢の中で死亡したのかも知れない。
 いつ何時天災が起きるか、人は知ることができない。そして、時間を巻き戻すことも。今はただ、亡くなられた人の冥福を祈るしかない。ご遺族や被災した人々の暮らしが、どうか、普段どおりに戻れるようにと願う。

 今朝は嬉しいニュースが飛び込んできた。やはり全米テニス大会で、女王セリーナウイリアムスを、大阪なおみ選手が破った。彼女の母方の祖父は、被災地近くに住む漁業組合長だという。なおみ選手は、こどもの頃から憧れて愛してきた、セリーナ選手に勝って「ごめんなさい」などというコメントをしていた。はにかむようなお茶目で素直な言葉。こういう感覚は、日本人の母親からの遺伝かもしれない。

 どうやって、精神面を強くしていったのだろう。セリーナの方が、追い詰められていらだって平常心を失ってしまったのも、勝因だろう。彼女は産後一ヶ月だと言うが、もう少し待ってから復帰したほうが良かった。いやしかし、決勝まで来るのだから、さすが女王だといえる。驚異の体力、気力なのだろう。