過日 骨髄炎の手術
遂にこの日が来た。手術後に尋ねると。担当してくれた口腔外科医は女医でもう20年目だという。
自信満々で、麻酔してやるのだから痛くない。奥歯を抜いて、その手前の歯茎に埋まっている去年抜いた歯の根を歯茎を切開して、抜く。そして、炎症箇所を除去するだけだ。頬の肉も、悪いところは削る。その後、縫えば終わり。小一時間で終わり。
と説明を受けたが、帰りに歩けないと困るから、chosu-pampaに付き添ってもらった。
何本も太い針の麻酔薬を打たれ、これが痛かった。
しかし、良くなるための手術なのだから我慢我慢。部分麻酔で、先生の説明の声やふふふーーんという鼻歌が聞こえる。お腹の虫も、ぐーっと鳴った。
なかなか、奥歯は抜けない。顎の骨と癒着しているとのこと。歯を割って抜いた。
怖かった。しかし、60歳女子。ここで泣いたり喚いたりすることはできない。
先生の言う通り、ほぼ60分で先生は病巣を取り除いてくれた。
残念だったのは、折角付き添ってくれたのに、chosu-pampaが、手術前先生に「よろしく」と言わず「がんばって」とmanmaにしか声を描けなかったこと。
診療室から出てきたchosu-manmaに気づかず、本をお読みふけっていたこと。先生に一言お礼を言ってほしかった。
chosu-manmaは、歯科医に抜いてもらったときよりずっと先生が上手に処置してくれたことを、感謝してお礼を言った。
抜いた歯をもらった。バイキンで黒くなった部分、変形していたが、一生懸命この朝まで顎に付いていたchosu-manmaの体の一部。腐臭もするから、やはり顎の中の骨まで、冒されていたのだ。
どの歯も悪いchosu-manma。差し歯と冠をかぶせてある歯ばかり。かっこ悪い。しかし、これからも痛みがひどくなったり、根が悪くなれば、一本ずつ抜いたりしながら、生きていくんだ。
いっそ、全部を抜いて総入れ歯にしてすっきりしたいのだが。
会計はいくらぐらいだろう。2万円を準備したが、薬代も入れてなんと4200円。拍子抜けした。この病院は、いつも空いていて、他より診療台が安い気がする。