まいった

 抜歯するための説明を聞くと、病名は初めて明かされたのだった。
 「骨髄炎」と。どうも、何年も前からずっと痛かったわけだ。急に頬が膨れてくれて、CTを撮ってもらえたお陰で判明したのだ。
 しかし、昨年抜いた左奥から二番目の歯の根がまだ顎の骨に残っていて、そこにバイキンが繁殖したようで、歯肉とともに骨にも穴を開けて、引っこ抜くという。聴くだに恐ろしい所業。それと一番奥の歯の根も炎症を起こしているので、これも抜くのだ。前回は普通の歯科医院で、歯を抜いたのだが、・・・。術後経過は、普通で順調に回復できたから、多分今回も回復するのには時間がかかるだろうが、自分の治癒力を信じよう。
 昨年は左下奥から二番目の歯さえ抜けば、長年の痛みとおさらばできると信じていたのに。回復した後、じわじわと痛みが戻ってきて、骨髄までバイキンがついに達してしまったようだ。

 怖いけれど、勇気を持って立ち向かうchosu-manma。夫子を遺してまだ死ねない。痛みの原因を少しでも、減らしていこう。

 口腔外科医が、総合病院で診てもらっているchosu-manmaの主治医の先生に手術をすることで懸念されることの照会の手紙を書いてくれた。先生は、街の医院の開業医をしているので、初めてそこへ行って返事をもらった。

 総合病院の次の予約は9月下旬なので、それまで待っていては遅いだろうと判断した。

 「体調を整えて、頑張って下さい」と先生は励ましてくれた。嬉しかった。
 
chosu-pampaも、今から24年前、突然顎が腫れて歯科医から大学病院を紹介されて、「骨髄炎」だと判明した。女医先生が担当して、二本の奥歯を抜いた所、無事に全快している。chosu-manmaは、もっと悪い状況かもしれないが、先例があるのだから、きっと、うまくいく。