Oちゃんと遊ぶ

 1日、午後1時過ぎOちゃんの12万円のお雛様を見に行く。ママが3日当日は仕事でいないから、前もってお祝いしようと押しかけた。
 わが家にしては、痛い出費だが桜餅と草餅、お抹茶を買って持産。

 Oのママは生理が昨日から始まった、とけだるい様子。午前中にはプレ保育の修了式に行って帰ってきたところだった。

 どすどすと他人の家に上がり込むchosu-manma。お雛様見たさと何よりOちゃんの健やかな成長をお祝いしたくて。

 しかし、Oちゃんは和菓子にも抹茶にも目もくれず、ばばと遊ぼうと興奮。結局一口も味わってくれなかった。実は、以前ママのたっての希望で、O一家が鎌倉の竹林の寺に行って抹茶を飲んだとき、子どもも喜んで飲んだと言ったので、持参したのだが・・・。やはり当時2歳くらいだったこどもが苦味を美味いと感じるはずもない。ママは嘘をついたのかもしれない。

 眠たそうなママに、ばばが上の子が小学校から帰ってくるまで、Oと遊んで待っているから寝てていいよ。というと、渡りに船、白河夜船で彼女はこたつに入って横になった。

 Oちゃんはあれもこれも自分のおもちゃや写真を引っ張り出してきて見せて、おままごとを始めた。
 何度も何度も、料理を繰り返してサンドイッチやスパゲッティを食べさせられるchosu-manma。Oちゃんも真似して遊んだ。

 しかし、上の子が帰宅しママも起きてきたので、そろそろ帰ろうかとするとOは、ハンバーガーのおもちゃを床に投げつけて泣き出すのだった。もっと遊びたいと意思表示したのだろう。初めてのことだ。
 
 chosu-manmaばあさんは、切なくなった。こんなばばといつまでも遊んでいたいと思ってくれるなんて。愛おしくて、哀しい。30分位またこたつに入って遊んでから、今度は笑顔でお別れした。

 ママはどこへでも行きたいところへ、Oを連れ歩いているが、常にスマホを見ながら子育てしているようで、・・・。
 
 ただ家の中でママと遊ぶだけでも、こどもはどんなに嬉しいか、と思う。
 
 しかし、わが子ををひきこもりの大人に育ててしまったchosu-manmaには、子育てのアドバイスはできないのだった。

 せめてまた、Oちゃんと遊ぼう。