二年ぶりの開花

 嬉しや。クジャクサボテンが昨夜開花。ただ一つ蕾を付けて、とうとう美しい孔雀の羽のような華やかな花を咲かせた。華やかだ。
 昨年は蕾がひとつあるのを発見して狂気していたのも束の間、アブラムシに吸血されて育たず、落下。

 真夜中に満開になり、朝にはしぼみ始める。

 この機会を逃してはならじと、朝早くからスケッチして、色をちゃちゃっと塗った。
 8年前、同僚だったおばあさんから頂いた株が、今も生きていてくれる。一昨年、もう花はさかないだろうから捨てようか、と迷っていたのに・・・花を咲かせてくれたときは、本当に驚いたものだ。

 そして、もう一輪。お陽様の輝きのようなサボテンの花が昨日と今朝咲いた。この花もただ一日で枯れてしまうが、夜明けの太陽のような朱色で、細くて小さな体に比して大きな花だ。
 これは、友人がはるばる滋賀県から送ってくれたもの。大胆にも封筒に、何にも包まず、5本入れてあった。18日の消印で、20日に届いた。
 増えすぎて困るから、上げる。蕾をつけているものも送るよ、と言っていたが・・・。ふたつに蕾が付いていて、2つは咲き終わったもの、ひとつはつぼみのないものだった。

 早速植木鉢に差して、開くのを待っていた。到着して二日目の朝だった。
親株から引きちぎられて真っ暗闇の封筒のなかで数日間過ごしたのに、彼らは生き続けていた証を見せてくれた。

 サボテンは植物の最終形態、一番過酷な条件の中で生き抜くと聞くが、まさにその通り。そして、年に一度、ただ一日だけこのような美しい花を見せてくれるのだ。

 名前を調べたら、白檀といい、アルゼンチン原産であることがわかった。

 昨夜は待ちかねた開花を喜ぶ夜だったが、chosu-pampaの喘息発作が激しく、眠れない夜となった。助けてやれないchosu-manma。
 
 今日は会社を休んだらどうか、と言っても、chosu-pampaは出勤して行った。神様、無事にchosu-pampaが帰宅できますように。喘息の発作をどうか鎮めて下さい。