子守のお礼はヤシの木

  偽孫ちゃんのママが、ネイルを替えてくれた。
 真っ赤なネイルから、水色のフレンチネイルへ。ヤシの木を左右に二本描いてくれた。
 chosu-manmaばばちゃんは嬉しい!
 しかし、昼寝していた偽孫が途中で起き出してきて、爪を塗っていてくれるママを邪魔し始めたので、あっちへ行くようにとchosu-manmaばばちゃんは色々指示した。
 
 ドラゴンボールのトランプをあっちに隠してね、それから見つけてきてねとか、積み木を持ってきてねとか。

 偽孫は、chosu-manmaばあさんの顔を見て、あまりにも笑うのでこちらもいろいろ変な顔をして応じるのだが・・・。彼女が、逆にこちらを喜ばせたいのだろうか。
 
 幼子の笑顔ほど老女を喜ばせるものはない。

 他人ばあちゃんが親から虐待されている子らに微笑みかければ、親はこどもの笑顔を見られる。
 笑顔のこどもに手を挙げるものはいない。

 もしかしたら、おばあさんが、多くの無残な事件を減らせるのではないだろうか。