愛夫は優しい

 今朝も喘息の発作で、ゲホゲホ言いながらchosu-pampaは一人でパンを食べて、出勤。
ありがとう。そっと心で合掌。ねぼすけで早く起きられないchosu-manma。
しかもchosu-pampaは、座敷豚のような肥え太った高いびきのchosu-manmaを起こさないように動くのだった。

 結婚31年。古い藤の木の下で記念写真を撮影するとはにかんだchosu-pampaと吹き出しそうなchosu-manma。ふとりとも充分年老いたものだ。
 この木の幹は、半分割れてシロアリに喰われてしまっているが、今年もたわわに薄紫の花房をびっしりと垂らしていた。クマバチも飛んできて、嬉しそうに蜜を吸っていた。

 結婚記念日一日前に、藤を見に行って素敵なカフェを見つけたので、入ってみた。chosu-manmaはキーマカレー定食(1200円)とコーヒーにしたのだが、chosu-pampaは5cmくらいに膨らんだリコッタチーズ入りのパンケーキ(1500円)とコーヒーを頼むものだから、ランチで3000円も使ってしまった・・・。
 まあいいか、お祝イベントとしましょうよ。

 初めて食べるパンケーキは不思議なとろとろ食感。ふたりで、もうやいこして(分け合って)味わったのだが・・・。幸せの絶頂はここまで。
 貯金通帳に昨日「残」が無くなってしまった。パンケーキのせいかな?
 
 勘定をするとき「ご一緒でいいですか」とまた聞かれた。ふふふ、結婚31周年なんですよ、と答えるとウエイトレスの2人は、他人同士に見える熱々の私達のことを「いいなあ」とうらやましがるのだった。
 帰宅して藤見ランチ会のことをchosuに話すと、「勘定が別かどうかを尋ねるのは、マニアルやがな。」とつれないのだった。
結婚31周年記念 ケーキ